ご家庭でお子さんに英語で接する際、日本語の単語などを交えることはよくないのでしょうか?
わたしは「アリ」だと考えます。
もちろん英語だけで表現できるならそれがベストかもしれませんが、言いたいことのすべてを英語で表現するのはかんたんではありません。日本語を交えることを気にする余り「すべてを英語で表現できないから」と英語を発する機会が減るより、多少日本語が混じっても「基本的には英語」での表現に多く触れるほうがお子さまはもちろん、保護者さまにも有益でしょう。
すでに日本語も英語・外国語が混ざっている
ふだんはあまり意識しませんが、日常で使う日本語は外国語由来の言葉が溢れています。テーブルやスマートフォンといった名詞だけでなく”ゲット”や”アップ”なども日本語として使っていますが英語由来ですよね。
ですが、お子さんに外国語が混ざっている日本語を話してもそれを気にする人はほとんどいません。子どもたちは外国語が混ざっている日本語を使っていても正しく日本語を理解していきます。
外国語でも同じではないでしょうか。
例えば「水筒を持っていきなさい」と言いたいとき「水筒」の英語がもしわからなければ”Take your 水筒”みたいな感じでいいと思います。
正しい単語より「英語の語順」に触れることが大切。
上の例で言えば「水筒」の英語がどうであるかは割りとどうでもよくて、”〜を持っていきなさい”が”take your 〜”という表現になることが感覚として理解することが重要です。
テキストで「takeの使い方」として学習するよりずっと覚えやすいですよね。
しかもこれはお子さんにとってのみならず保護者さまにも効果があって、完全な英語でないにせよ「英語で表現しようと考える」ことに大きな意味があります。
ママ英会話でもぜひ日本語mixで。
ママ英会話を受講される方が英語にあまり慣れていない場合によくお伝えさせていただいていますが、書いた文章でも話す言葉でも日本語が混ざることを気にせず英語を使うことをおすすめしています。
日本語が理解できる講師ならその場で適切な英語を教えてくれますし、日本語に不慣れな講師でも、あとで日本語を相手に伝えようとする作業もとてもいい訓練になります。レッスン中にどうしてもわからない場合はレッスン後に確認すればいいだけです。「言いたいことが言えなかった」ことで「わからなかった単語」が記憶に残りやすいですし、学習した際の記憶への定着もずっといいはずです。
日本語を混ぜて使うことをよしとすると英語を使うことがずっと楽になります。ぜひ試してみてください。