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2016.06.16時事

2つの言語を操るバイリンガルが学習能力などの面で優位性があることは知られていますが、なんと同一言語の「方言」もバイリンガルと同等の効果を脳にもたらすことがわかりました。

J CASTヘルスケア(さらに元ネタは認知心理学誌Cognition電子版)によると、「標準語に加えて方言を話す子どももバイリンガル並みに能力が高いことが明らかになった」とのこと!

2つの方言を話す子どもたちは、バイリンガルの子どもたちと「脳力」の面で、なんらひけをとらなかったのである。日本でいえば、標準語と鹿児島弁を話す子どもは、日本語と英語を話す子どもと変わらないことになる。via J CASTヘルスケア

方言には説明してもらわないとわからないものもありますし、その点では外国語と一緒ですよね。いわゆるネイティブ方言を大人になって身に付けるのが難しいという点でも似ています。

リンク先の記事ではギリシャ語とキプロス語がどの程度似ているのか詳しい説明はありません。「関西弁や熊本弁、津軽弁のようなもの」とのことですが、関東の人間にとって関西弁はなんとなくわかっても津軽弁はわからない部分が多かったりするのでギリシャ語とキプロス語の類似性はよくわかりません。

とはいえ、まったくの外国語でなくともバイリンガルと同等の刺激が脳にもたらされるというのは確かです。

意外だったのは

「イギリス英語でも、スコットランド語やウェールズ語などの方言があり、方言を話す人々はこれまでフランス語やドイツ語を話す人々に比べ低くみられてきました。アメリカ英語でもアフリカ系英語を話す人々が下目にみられています。

ということ。

ちょうど先日のブログで消滅する言語について書きましたが、今回のようなニュースが方言や言語の存続につながるといいですよね。

追記

ネイティブに直接質問できるHiNativeにギリシャ語とキプロス語がどれほど似ているか聞いたところ、多くの発音は違うが文法は似ている部分が多いとのことでした。