情けは人のためならず。ということわざがあります。これは「人に情けをかけるべきではない」とよく誤解されるようですが、本来は「他人への情けは自分に返ってくる」という意味です。
参考:コトバンク「情けは人の為ならず」
同様に、「子供への英語での語りかけは子供のためならず」と言えます。少なくともわたしはそう思います。
もちろん子供にもよい影響はありますが、(英語話者でない)大人にとって英語での語りかけは子供以上に自分のためになります。
わたしはこのブログで英語で日記を書くことの効果を書いていますが、子供への語りかけの効果は日記以上かもしれません。
日記は自分発信なので自分が表現できることが中心になりますが、子供への語りかけは子供の様子を見ながらの、受動的な意味合いを含む発信であるためより多くの語彙と瞬時のアウトプットが必要となります。
そのため、英語で子供に語りかけようとすると常に英語モード(これ英語でなんて言うんだっけモード)になるので、英語で考えるクセがつきやすいです。
また、子供に語りかけるのに必要な表現は実はそれほど多くありません。もちろん上を見たらキリがありませんが、例えば食事時を考えると「もう食べない?(enough/finished?)」とか「お水飲む?(drink water?)」とか「手を洗おう(wash your hands)」とかシンプルでかんたんな表現で以外に多くのシーンをカバーできます。
英会話の上達は英会話がいちばんですが、なかなか英語で会話を続けるのはしんどい。でも子供に語りかけるような形で一言を繰り返すことはそれほど難しくありません。発音の矯正だってすくない表現なら集中して取り組めます。
いちばんのメリットは「続けやすい」ということです。語学はなによりも継続が重要なので。
外国人シッターが子供に語りかけるのを見ていると、かんたんな表現ばかりなのですぐ真似できます。シーンとして見ると覚えやすいですし。
2014.06.12英会話

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