情報収集ツールとしてTumblrをよく利用してるんですが、さっき”知りたいことを、知っている人から聞くな。知っている人がどうやって知ったかを聞け。”というコピーが流れてきました。
これはほんとに名言ですね。似た言葉に「魚を食べたいときは魚をもらうより釣りの仕方を習え」とか「時間が知りたいときは時間を聞くより時計の作り方を聞け」といったものもありますが言ってることはほぼ同じことだと認識してます。
これは英語の習得にも言えますよね。
英語を話したいなら話している人に聞く
もちろんそうなんですが、「なにを聞くか」を意識したほうがいいです。
例えばネイティブやバイリンガル(もちろんマルチリンガルも)に「どうやって英語が話せるようになったの?」と聞けば十中八九「小さい時から英語の環境にいたから」と答えます。
このアドバイスが参考になるのは学習対象者が子ども(のとき)だけです。子どもが語学を習得したいならこのアドバイスにしたがって英語環境に身をおくのはとても有効です。弊社がお子さま向けに「楽しく英語や外国語で過ごす」サービスを提供しているのはそれが英語の習得に役立つと考えるためです。
が、大人の学習者がただ外国人と過ごしてもなかなか身に付きません。
大人が外国人に聞くべきアドバイスは、個々の単語の発音や表現や自分に足りない能力(語彙なのか文法の理解なのか etc.)です。
外国人とのレッスンの目的を意識する
わたしは大人になってから英会話ができるようになったタイプですが、「どうやって英語ができるようになったんですか?」と聞かれれば「外国人とたくさん話したことでできるようになった」と答えます。
が、「じゃあとりあえず外国人と話せばいいんだ」というとそうではないです。やみくもにレッスンを受けるのはもったいない。
わたしは外国人とのレッスンで
- 外国人と会話することで英語で考える習慣をつける
- 自分の英語が相手に通じるか確かめる
- 相手の言ってることをすぐに聞き取る
- 相手の言っていることをすぐに理解する
- 相手の発音を真似する
- 適切な語彙や表現を身につける
といったことを意識しています。
レッスン以外の時間でも語彙や表現を自分だけで覚える時間も必要だと思います。
レッスンになにを求めるかは人それぞれだと思いますが、少なくとも「なんのためにレッスンを受講するか」をはっきりさせておいたほうがいいです。効果がまったく違います。
「そもそも何をすべきかわからない」という場合はまずは語彙の習得をおすすめします。
わたしは英会話は料理と似ていると思っていて、語彙は料理で言うところの食材です。食材がなければ何も作れないように語彙がなければなにも話せません。作り方(文法)はめちゃくちゃでも食材(語彙)さえあればとりあえずの料理(会話)はできます。
英会話レッスンをご検討の方の参考になれば嬉しいです。